2015年度演舞 【鬨(かちどき)】

  

  テーマ   「吹田の渡し」

 伝えたいもの 「繋がりの大切さ」

 

【ストーリー】

 これは、かつて吹田に存在した川渡しの物語。

 

 渡しは船に荷物を積み、都へ向かい船を漕ぐ。

 

 その途中、波が荒れはじめたかと思うと、

 たちまち暴れ川に呑み込まれる。

  「先へは進めぬ、ここで溺れよ愚か者ーー!」

 

 川はまるで生きているかのように暴れ狂い、

 渡しはおそいかかる暴れ川と命をかけて戦う。

  「ここを三途の川とはさせぬ!見よ、われらが心意気!」 

 

 見事戦いに勝利し、暴れ川がおさまると

 静かな世界が広がり、歓楽地の光がだんだんと近づいてくる。

 

 無事、目的地である都にたどり着くと、遊女たちが迎え入れた。

 

 

   

【歌詞】

さつきの花をあとにして

繁吹を纏い渡りゆく

あふれる喜び 街をも彩り

ここに笑顔よ咲き揃え

 

踊り歌う あやめの空に

虹を描き こころわたし

繋がる想いは 果てなく環る

彼方に響け 鬨(とき)の声