2014年度演舞 【連獅子】
テーマ 「連獅子」
【ストーリー】
天国へ続く橋を守る親子獅子がいた。
親獅子は強く勇ましいが、子獅子はいまだに未熟である。
獅子はその昔、崖から子を谷底へと突き落とし、
這い上がってきた者だけを育てるという風習があった。
親獅子はわが子の成長のため、心を鬼にして子に試練を与えた。
「あぁ、わが子よ。何故解らぬか。」
落とされた子獅子は茫然とするも崖を見上げると、
そこには、上がってくることを願う親獅子の姿が。
それを見た子獅子は勇み立ち、一気に崖を駆け上がる。
見事成長を遂げ、親子は再会を喜んだ。
そして、成長した子獅子は、再びたくましいその姿で
橋を守り続けました。
後にこれが伝説となり、今では歌舞伎の演目としても
その名が知られているのでした。
【歌詞】
百花の王たる牡丹の花が
盛りに満ちて彩れば
東風(あずまかぜ)に誘われて
踊る連獅子今ここに
水面に映る 面影みれば
共に踊るは 漢舞伎人(かぶきびと)
皆も歌い 笑顔で魅せれば
心音にあわせ さぁ踊りゃんせ
一瞬の花道を 一生の仲間と共に